ナ・ホジン監督映画「黄海(邦題:哀しき獣)」
2012年 01月 15日
今年最初の映画 ナ・ホジン監督の「黄海(哀しき獣)」を観てきました
いつもと違い男性で満席のシネマートでした
容赦ない暴力と陰湿で汚くて血みどろの韓国映画を久しぶりにみました
殺人の動機もなくただ人を傷つける ゴングのない格闘技のような映画でした
相手の息の根を止めるまで やるかやられるかのシーンが続きました
画面が美しくなく 哲学もない不条理 ただあったのは女を寝とられた男の嫉妬だけ
タイトルのまま 哀しき獣と化した男たちの140分でした
ナ・ホジン監督のスピードとカーアクションは素晴らしいと思いましたが
容赦のない殺戮 包丁や斧を使っての暴力 観ていて疲れました
この映画はカンヌ映画祭の「ある視点部門」に出品されたり
いろんな映画祭で受賞をしていますが 140分もの間 息をもつかせないほどの
容赦なく続く殺人を撮ったことに対しての賞じゃないかと思いました
キム・ジウン監督やパク・チャヌク監督とのちがいがよくわかりました