<悪魔を...><深夜のFM>映画等級審議は興行生死を分けるリストか
2010年 10月 11日
映画「深夜のFM」(監督キム・サンマン)関係者たちは先週一度苦労した。 試写会を取り消す騒動を行った。 「深夜のFM」は去る4日午後2時言論および配給試写会を進行する予定だった。 ところで午前11時あたふたと試写会取り消しを知らせた。 等級審議が原因だった。
「深夜のFM」は初めに'18才観覧可(青少年観覧不可)'など級を受けた。 製作会社は2次編集を経て'15才観覧可'など級で審議を申請した。 また'18才観覧可'など級が出てきた。 それで1次編集ボンでまた'18才観覧可'など級を申請した。 ところで試写会当日までその結果が出てこなかった。 結局「深夜のFM」は6日午後にやっと試写会を開催した。
映画等級審議のために試写会が取り消しになったことは今年2番目であった。 去る8月には「悪魔を見た」(監督キム・ジウン)が等級問題で試写会を演技した。 二度にかけて事実上国内封切りが不可能な'制限上映可'など級を受けた。 商業映画が'制限上映可'など級を受けたことは国内初めてだった。 映画会社側は問題になったいくつかの場面を削除して再審議を申請したし、結局'青少年観覧不可'判定を受けて封切りした。 キム・ジウン監督は"からしをあまり埋められなかったすしを食べた気持ち"としながら不満を表示した。
このように等級は映画封切りと興行に少なくない影響を及ぼす。 封切り可否を決めることもできる。 2006年カンヌ映画祭招請作'ショッポス'(監督ジョン、キャメロン ミッチェル)は過度な淫乱性などを理由で'制限上映可'など級を受けて封切りできなかった。 法廷攻防終わりに昨年'青少年観覧不可'判定を受けてやっと国内観客に会った。
映画が'制限上映可'判定を受ければ制限上映館だけで上映することができる。 国内には2000年代初め何箇所の制限上映館ができて消えた。 現在は制限上映館がない。
製作会社らが等級に敏感な理由は単純だ。 映画の興行を左右する要素の中の一つであるためだ。 611万人の観客を動員してくる興行1位にのぼった「おじさん」のイ・ジョンボム監督は"'15才観覧可'を受けたら1000万観客映画になったことだと冗談を言う方たちもいる"と打ち明けた。 それだけ等級が興行に影響を及ぼすと考えることだ。
実際に等級審議の余波は大きい。 「深夜のFM」は試写会が延期になりながら広報日程に支障がでた。 主演のスエとユ・ジテは本来5日から報道機関インタビューをする予定だったが12,13日に先送りした。 14日封切り予定の点を勘案すれば大きい打撃だ。 「悪魔を見た」も封切り二日前に審議が出てきて俳優らは封切り前日から広報インタビューをした。
等級と興行作品票(表)
だが、等級が興行に絶対的な影響を及ぼすのではない。 '青少年観覧不可'映画も興行に成功した例が多い。
「友人」(監督クァク・キョンテク・2001年)は818万人の観客を動員した。 '青少年観覧不可'映画中最高興行作に上がった。 組織暴力らの友情と対決をリアルに描いた「友人」は2000年代初め組織暴力映画ブームの起爆剤になった。 ホ・ヨンマン漫画を原作でタチャの激しい勝負、キム・ヘスの全身露出で話題になった「乗って塩辛くて」(監督チェ・ドンフン・2006年)も684万人を越えた。 2008年話題作「追撃者」(監督ナ・ホンジン)は作品性まで認められながら507万人を動員したし、スリラー映画の興行成功という新しい道しるべをたてた。
「おじさん」は初めから'18才観覧可'など級を申請した。 イ・ジョンボム監督は興行より作品の完成度のために'15才'をあきらめて現在の設定を維持した。 その結果興行にも成功した。 結局等級より作品の内的完成度がさらに重要だという話だ。
今年'青少年観覧不可'映画がとりわけ善戦している点も眼に触れる。 ユンテ好意ウェプトゥンを映画化したスリラー物「苔」(監督カン・ウソク)が331万人、チョ・ヨジョンのベッドシーンが話題になった「気まま前」(監督キム・テウ)が296万人、チョン・ドヨンが出演した「下女」(監督イム・サンス)が226万人を記録した。 今年100万人以上の観客を動員した13編中'悪魔を見た'を含んだ7編が'18才観覧可'映画だ。
昨年には'青少年観覧不可'映画中で「コウモリ」(監督パク・チャンウク・221万人)と「マザー」監督ポン・ジュノ・297万人)が100万人を越えた。
イム・ジョンシク記者dada@sportschosun.com
スポーツ朝鮮記事転送2010-10-11 13:50