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映画「10億」 ムービーウォークレビュー(ネタばれあり)

☆movieweek.co.kr



10億’本当に命を差し出して行うサバイバルゲーム

STAFF
監督,脚本_万民号
撮影_リュ・ジェフン
照明_イ・ソンジェ
編集_キム・ソンミン
美術_ソ・ミョンヘ
CAST ある奇態_パク・ヘイル場PD_パク・ヒスン,チョ・ユジン_シン・ミナ,
パク・チョルヒ_イ・ミンギDETAIL
ランニングタイム・113分|観覧等級・15才観覧可

<WHAT'S THE STORY? >
疲弊した1人の女性が救急車にのせられてくる。 彼女は1等に10億ウォンの賞金が与えられるというインターネット サバイバル ショーの参加者中1人. 病院で捜査を出た警察と共に自身が出演したプログラム映像を見て,記憶を探る。 オーストラリアで始まった巨大賞金のゲーム. しかし分かってみるとこのショーは脱落者が死ぬことになる本物‘サバイバル’だった。 生き残るためにありったけの力をふりしぼるが効果がない。

<PREVIEW>

“私だけ違えば良い!” <ハッピーサンデー-1泊2日>メンバーらが放送ごとに叫ぶこのすさまじい一言. イカナゴ魚醤油を食べないために,ぶるぶると震えて野外で寝ないために叫ぶ。 誰でも全く同じだ。 極限の状況に置かれれば人間は本能的に自身を保護する。 <1泊2日>をリアリティーと感じられるようにする最も大きい要素は出演するメンバーらのあの叫びかも知れない。 <10億>を広報する文句を見れば‘スリラー’という単語が抜けない。 ところでこの映画は‘あの次には恐ろしいことが起きるはずなのに’といいながら胸がドキドキするサスペンス スリラーとみるより,人間本来の心理と行動を見せて,胸ちくちく痛むようにさせるリアル ドラマと見るのがさらに似合う。

リアリティーサバイバル プログラムの出演者などはカメラに関係なしで競争して,推しはかって,緊張する。 見る人は脚本ない本物を見ることで来る妙な快感を感じてうれしがる。 <10億>を通じて,観客は‘競争’というサバイバル リアリティープログラムのコンセプトに‘死’という極限の装置を加えた刺激的なショーを見ることになる。 そちらには人間社会に必須要素の秘密と飾りがない。 ゲームの初めての脱落者を決める瞬間から人間本性が顕われる。

私を威嚇する競争者は排除して,世の中を生きていくのに最も重要な‘お金’前では弱気になり,私だけ違えば良いという考えで行動する。 <10億>には悪役がない。 はっきり調べれば彼らはあまりにも人間的だ。 中間にリアルでないフィクションなのでできた,非常に深刻な状況であるのに笑いを誘発してしまういくつかの場面があるだろう。 だが大部分誰でもその状況ならばそのようにしたことと共感することができる。 それが<10億>の最も大きい長所だ。

時宜性に合う新鮮なアイディアで人間という最もおもしろい素材を表わしているけれど,後退りするほど興味が落ちるということが惜しい大きな課題. サバイバル プログラムの特性上映画が同じパターンを繰り返すほかはないという避けられない弱点を抱いてはいる。 映画はリアリティーではないことにも,後半部はドラマとリアリティーの間で悩む実際リアリティープログラムらのジレンマをそのまま見るように,結末へ向かうほど序盤で感じた面白味が消える。 映画を通じて,面白味を与えるには人間心理と内面奥深い感情が喜怒哀楽よりはるかに難しいものだ。
by kazem2 | 2009-08-03 09:36