ANEMA E CORE


by kazem2
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

映画「北村の方向」本当に映画のように.....

☆Source
写真的で絶対的な、今では絶滅していく、本当に映画のように
e0109292_21531515.jpg




ホン・サンスの十二作目の映画であり、二番目、白黒映画。すべての場面を仁寺洞、北村の村で撮影した映画。北村からの人々に会いお酒を飲むには、どの映画監督の苦しい日常の話。いつもそのように酒があって女がありうるさくねだる男がいる、チジラン欲望と可愛い虚勢で顔がかっかとほてる映画。しばらくくすくす笑いながらも、ある瞬間ひやりとする、冷笑的な映画。ホン・サンスの冬の映画。

<北村の方向>を説明するための言葉のゴミをいくら集めても、何か不足している。情報がこまかくなるほど反対に粗い単語の網を意識することになるだけ映画の神秘な情緒を伝達するのは不可能に見える。
ホン・サンスの映画は意味を付与すればするほど罠にはまる迷路のようだ。偶然と魔法のような瞬間をいっぱいにし、画面は意味を一つに固定させようとするすべての試みを嘲笑する。それを知りながらも、俗物の欲望と下品な顔を向き合う瞬間、出口のない話の迷路に飛び込んでみたい欲求が沸々と沸き起こる。インスピレーションに満ちた、このあいまいな映画ではおなじみの叙事ではなく先が短い感情によった詩的な記録に近い。映画というの解体不可能な塊。その年の冬が抱いていた人のにおい。

地方大学の教授であり映画監督のソンジュン(ユ・ジュンサン)は、冬がちょうど始まる頃、ソウルに上がってくる。先輩零号機(キム・サンジュン)だけ見てすぐ帰ろうと心に決めたソンジュンだが、実際に仁寺洞、北村の村に来た時、意図しない出会いが彼を訪ねてくる。先輩を待って、北村の村につくまで知っていた女優に会い、一群の映画学徒たちの酒の席に同席して、昔の恋人のキョンジン(キム・ボギョン)の家を訪ねる。時間が過ぎた後、ようやく連絡がついた先輩は大切に女性の後輩として、若いヨギョス(ソン・ソンミ)をご紹介させてくれ夜遅く、三人は、"小説"という居酒屋に向かう。昔の恋人と似ている"小説"の若い女主人、以前(キム・ボギョン)を見てときめくソンジュン。妙な雰囲気の夜が流れてまたしても"小説"に集まった人々。女将さんとソンジュンにキスをした夜が過ぎて別れの挨拶と一緒に北村を残してソンジュン。その日の朝北村には雪が降り、その道の上で、過去に知っていた人、今は覚えていない人は、見知らぬ人々と続けて出会う。

<北村の方向>は、流れる時間の中に置かれていない。事件はリピートマークのように繰り返され、物語は、迷路のように北村をぐるぐる回る。同じ場所で継続して戻ってくる物語は、まるでルイス・ボルヘスの小説を連想させる。線形書士ではなく、複数の時間性のある場所にたまっているこの映画は、"北村"に集まった(あるいは閉じ込められた)話の束を因果関係ではなく、偶然とは結び目に接続する。ホン・サンスあって酒の席とのおしゃべりで時間の束を解きほぐす<北村の方向>は、観客にとって立体的で循環的な時間の経験を可能にします。残るのはごちゃごちゃしたおしゃべりの中に波状の感情のスペクトル。暖かく夢幻的な雪の間に些細な上に。写真的で絶対的な、今では絶滅していく、本当に映画的なもの。

文:ソン・ギョンウォン
by kazem2 | 2011-09-07 21:59 | Comments(0)