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[図書]社会派推理小説の模範

☆cine21.com
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                  <殺人者の手紙>ユヒョンサン著/子音と母音社発行




連鎖殺人魔がある。
これまでにないスマートな文によく書かれているが殺人犯は自分の殺害が強者に対抗するために、弱者が犯す正当な暴力だと言い張る。 バイク選手、退役軍人、家出少女が順番に死んでいく中で、社会は激しく揺れて大衆は殺人鬼に圧倒される。

小説は、関係者たちの視線を使って殺人犯を追跡する過程を多角的に示す。 まず、家出少女の死に激怒した定義ファイルがある。 離婚したうえ、リューマチに悩まされている中年の刑事と、かつての戦いちゃんだったが、スポーツのダンサーに転向した男子生徒。 この反対側には、推理を楽しんで殺人犯の心をかいま見るとする心理分析派がある。 父から受けたトラウマを抱え生きていく被害者の心理の専門要員と警察が気持ち悪いほどの捜査の弱点をよくつく記者。 どこかで見そうな典型的なキャラクターたちが事件を調査しながら、韓国社会の暗い風景が一つ二つと現れている。 家出チョンソニョたちの夜の街の生存戦略、軍隊と学校と保育園の暴力、さらには殺人犯の手紙が一つ二つ公開され、それに激しく反応するマスコミと政界の姿まで。

無難なタイトルとは異なり、非常なほどディテールの描写が優れた小説である。 几帳面して印象的な場面があちこちに布陣している。 夜霧が立ち込めた都市の歓楽的な風景、国とすることで、犠牲者の遺体を司法解剖する過程、消防隊員たちが命をかけて飛び込んだ火災現場。 油がぱっと抜いて状況を冷静に、また偏向されないように見つめてみようと努める。 時事週刊誌出身の著者は、"記者たちの復讐は、誘致して、致命的だ"と笑い私は文章を馳せるまでにする。 小説は、私的な暴力を望むようにするゆがんだ風景や弱者を苦しめ喜びを感じる変態的な心理が社会のあちこちに広がっており、その原因を退屈させることができないということをわらしながらも、一人一人の健康な精神に期待をかけるのバランス感覚を示しています。 これまでいろいろな種類の猟奇的な社会のニュースを珍物が出るように読んだの会社員としての生活の中で作家が得た教訓なのか。 日本の社会派推理物が好きな読者や推理小説に特に関心がなくても、圧縮的に描かれている社会の断面をのぞいてみたいなら歓迎する作品だ。

文:ギム・ウンミ( フリーランスライター )2010.12.16
by kazem2 | 2010-12-16 22:03 | Comments(0)