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Piff:母性と不法移住労働者という2つの問題<暗黒の恐怖>

☆Piff.com
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<暗黒の恐怖> Afraid of the Dark(Bruises)
マッシモコッポラ/イタリア/ 2010年/ 95分/フラッシュフォワード

母性と不法移住労働者という2つの問題が、ネストされた話だ。
二十歳のエヴァはもう通っていた工場で働くことができなくなると、家財道具を整理する。一人ぼっちになったエヴァはイタリアに行くことに決定し、計画がなく、道に出る。見知らぬ町に到着した初日、エヴァは、他人の車に無断で入って眠りに入ってしまう。翌日のエヴァを発見した車の所有者アンナは、彼女を一時的に自分の家に泊まることにしてくれる。しかし、エヴァの滞在は長くなるようになってエヴァは、アンナの周辺の人物たちと親交を積んでいく。祖母の世話をする人手が必要だったアンナのお母さんは、エヴァの助けを借りて息を転じることになってアンナの会社の同僚のブルノは初めての出会いから、エヴァに引き付けられる。不慣れな環境に適応していくエヴァは一人の女性を追跡し始める。女を尾行し、窓から家の中をのぞくエヴァの追跡がしばらく進んだ後、私たちは、彼女がエヴァのお母さんという事実を知ることになる。エヴァは、9年ぶりに会ったママに向かって溜まった怒りを吐き出す。母親なしで育った過去の歳月彼女は一人で十代を送って学校を卒業し、中絶を経験しており、祖母の死を迎えると声を張り上げる。お母さんが送信されたお金は絶対にその年の報酬を得ることがないと泣き叫ぶエヴァにお母さんは何も言うことができない。お母さんもそうするしかなかった長い年月をどう説明するか困る。エヴァとママが対面して、この場面は、シュジャンネスナイダー監督のドイツ映画<近づくその日>を連想させる。イデオロギーと母性が鋭くぶつかった<近づくその日>の娘は、政治的信念のために自分を捨てた母親に乱暴に抗議する。 <暗黒の恐怖>からの母性愛は、個人の信念よりも、社会の構造的な問題と結びついて表れている。

文イ・ヒョンギョン(映画評論家)2010.10.11
by kazem2 | 2010-10-11 11:54 | Comments(0)