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<スリー>のキム・ジウン監督が見たキム・ヘス[3]

“話し上手で賢くて良い”

例をあげるとこのようだ。
映画やCF同じであるところであるたいした事ない男が退屈した表情でそれほど高級でない喫茶店に座って時間をつぶしている。 その時突然にドアが開いて強烈な光を後光にした八等身のまぶしい美女が男めざして歩いて入ってくる。 一時にその中にあったすべての人々の視線が彼女に傾く。 彼女は長い髪の毛を滑らかにひるがえって蠱惑的であり官能的な姿ですべるように格別用事ない男に近付く。 皆息を殺す中でその男だけが目をまるく開いて唾をゴクンと飲み込む。 ほかほか,彼女の臭いが男の鼻先にさっと吹き出される時ぐらい,たいていあごを支えていた手が滑ったりぼってりした妻のつねられるということにあって場面は変わる。
<スリー>のキム・ジウン監督が見たキム・ヘス[3] _e0109292_12441623.jpg




なのでこうしたことはとうてい現実に起きることはできないファンタジーであり夢ということを絶えず私たちに想起させてくれる。 ところで喫茶店でキム・ヘスを待っていますと鼻先に臭いだけ出なかったところで前に描写した状況とほとんど似ると見れば良い。 なので夢のようなことが広がることだ。 毎度彼女が私のめざして歩いて入ってくる時ごとに,私は唾をゴクンと飲み込む。 どのようにしなくちゃ? 抱擁するか? 手を振ってくれるか? そうするうちに私は思わずむくっと立ち上がって起立する。 彼女が座れという時まで立っている。 どのように同じ人種なのにあのように違うことがあるだろう? 毎度感心する。 御輿の時期をかついでもキム・ヘスはキム・ヘスだ。 スクリーンや雑誌でたった今飛び出したような生き生きした躍動感でそちらがどこでも子供のように即座に掌握してしまう。 それで良い。 派手だから。 彼女が通る時ごとに金箔がぽたぽたまかれるようだ。 ところが何よりもキム・ヘスは話し上手で賢くて良い。 時々映画館で‘きゃっきゃっ’といいながらさく烈する高い笑い声のために冷や汗を流して注意を見回すようにさせること抜いてキム・ヘスに会うのは常に興味深くて楽しくて特別だ。

整理:ファン・ヘリム| 2001.12.14
by kazem2 | 2009-11-28 12:42