芸術と卑猥の差
2009年 10月 28日
(写真=夕方のゲームに出演したハ・ウイギョン(上),浄財陣(下))
<トゥデイコリア=オ・マンソク記者>
男女の性器露出シニ入れられた映画<夕方のゲーム>(チェ慰安監)が映像物等級委員会(以下映等委)の審議を通過,29日封切りを控えていて話題だ。
小説家オ・ジョンヒの同名短編小説でモチーフを別のこの作品は不幸な過去を持った耳が聞こえにくい女聖裁の人生と性的欲望を描いた話. 多少不便(不快)に感じられる程直接的な話法を通じて現実と幻想を行き来して家族暴力に露出した女性の傷と内的葛藤を扱った。
2009年夕張国際ファンタスティック映画祭オフシアター競争部門特別賞を受賞したし,2009年バルセロナアジア映画祭競争部門とモスクワ映画祭メイン競争部門に招請されるなど海外で芸術性を先に認められた秀作だ。
女主人公聖裁役は演劇<白馬江(ペンマガン)月夜に> <天馬も> <なくした川>等と映画<ブルー> <王の男>に出演したハ・ヒギョンが,お父さん役は映画<welcome toトンマクゴル> <最強ロマンス> <神機箭>等で顔を知らせた浄財陣が演技した。
特に劇中娘がお父さんを洗われる過程で彼の性器を触って発起される場面でも,抑圧された感情を表出するために全裸(チョルラ)で行う時自慰場面などは既存韓国映画で見られなかった衝撃をプレゼントしている。
この映画は去る13日映等委から"性行為の描写が頻繁で露骨で刺激的な表現が青少年に有害だ"という理由で青少年観覧不可等級を受けて今週からインディスペース,スポンジハウス中央,映画空間主眼3個劇場で上映される予定だ。
2004年<ファットかける>の性器露出シーンが国内スクリーンで初めてリリースして以来映等委は"劇の流れに邪魔にならない線で露出を許す"という'寛大な'基準を明らかにした。
無削除破格情事シーンで世の中を驚かせたイアン監督の<色,系>,今年封切りしたパク・チャヌク監督の<コウモリ>に登場したソン・ガンホの陰部シーンなど今は韓国もある程度表現の制約から自由になったのが事実.
だが今年に入りキム曲監督の<枯渇>,ソ・ウォンテ監督の<シンキンブルル>きてメキシコ映画<天国の戦争>が続けて制限上映可等級を受けて封切りに支障をきたす現状況を見守る時芸術と猥褻の差が何かもう一度考えてみる問題だ。
オ・マンソク記者ahn@pcline.co.kr